各クラシックギターメーカーは自社の弦に関しては詳細なスペックを公開したり、Webサイト上で比較できるようにしたりしています。しかしながら、メーカー横断で検索・比較するにはユーザーが手動で行わざるを得ないのが実情です。そこで、弦の交換・レビュー記録アプリ「ReString Logger」にメーカーを横断して弦の素材や張力で弦を検索したり、2つの弦を比較したりできる機能を加えました。ユーザー登録不要・無料で使えますのでぜひご利用ください。
統一データベースが存在しないクラシックギター弦
私はこれまで70本ほどクラシックギター弦のレビュー記事を書いてきましたが、昔からクラシックギター弦業界はメーカーをまたいで検索・比較する文化がないと感じてきました。
メーカーだけならともかく、複数の弦メーカーを取り扱っている代理店すら横断比較をやる気がありません。
実は先日公開した減の交換・レビュー記録アプリ「ReString Logger」の開発時に、あらかじめメーカー横断の検索・比較機能をつけようと、弦のデータベース情報をあらかじめ充実しておきました。
ようやくこの機能が実装できましたので公開に至った次第です。
「ReString Logger」の検索・比較機能でできること
このメーカー横断検索・比較機能でできることをご紹介します。この機能へのアクセスは以下のリンクをご利用ください。アカウント登録不要・無料です:
機能1: 複数条件での一発絞り込み検索
デフォルトでは弦がずらっと並んでいる状態ですが、ここから条件を指定することでクラシックギター弦の絞込検索が可能です。
画面上部にある「絞り込み条件」をタップしていただくと、以下のような画面が現れます:

現在サポートしているのは以下の条件です:
- メーカー:メーカー名をドロップダウンメニューから指定します
- モデル名で検索:モデル名の一部を入力すると、該当する弦のみに絞り込まれます
- 1/2/3弦:高音弦の素材で絞り込まれます
- 合計テンション(kg):1弦から6弦までの合計テンションで絞り込まれます

ほかの絞り込み条件が必要な場合はお問い合わせからご連絡ください。また、データベースにない弦がありましたらお問い合わせからご連絡いただければ追加を検討します。
これらを組み合わせることで弦の比較検討が可能です。
一覧に表示された弦をタップすると、以下のように詳細スペックが表示されます:

特徴(Characteristics)はざっくりしたものなので参考程度にしてください。

mm/kgとin/lbsの単位切り替え機能もあります。上部右上のボタンをご利用ください。
機能2: 比較トレイでスペックやを横並びチェック
単に弦の絞り込み検索ができるだけでなく、2つの弦の横並び比較も可能です。
これにより弦の素材、太さ、張力などをメーカーを横断する形で比較できます。
弦の名前をタップすると現れる「他の弦と比較する」をタップすると、画面下部に「比較トレイ」というものが現れます:

弦を2つ選び、右下の「比較する」をタップするとスペックの比較結果が表示されます:

別の弦を比較する場合は選択済みの弦の「トレイから外す」をタップするか、比較トレイの中の減の名前の右にある「×」をタップしてください。
機能3: 最安値の確認と、レビュー記事への移動
各弦の情報の下部に、当サイトのレビュー記事が集まったピラー記事へのリンクと、Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/サウンドハウスへの購入リンクがあります:

必ずしもすべての弦のレビュー記事が当サイトにあるわけではない点にはご注意ください。
また、各ネットショップサイトへのリンクは、その弦のメーカー名とモデル名で検索した結果になります。商品や価格の確認は各人で行ってください。
【活用例】弦探しの沼から抜け出す具体的な使い方
この検索・比較機能はたとえば以下のように活用できます。
活用例1: 「3弦問題」の解決
クラシックギターは一般的に3弦の音がぼやけがちであり、3弦だけカーボン弦にするという方が少なくありません。

しかしながら、カーボン弦はナイロン弦よりも細く、張力も高いので、何も考えず適当なカーボン弦に置き換えると弾きづらくなる可能性があります。
そこで検索機能を使って3弦がカーボン弦のものを絞り込み、そこから太さや張力を確認することで、できるだけ違和感の少ない意向が可能になるでしょう。
活用例2: 「自分にとってのベストなノーマルテンション」探し
クラシックギター弦には一般的に「ノーマルテンション」とか「ハイテンション」といった張力の目安となるモデル名がついています。
しかしながら、何kgまでがどの表記という統一された基準がないので、実際の張力はまちまちです。
そこで検索機能を使って合計張力を絞り込むことで、より正確な「ベストなテンション探し」が可能になります。

ただし、本機能で使っているテンションは各メーカーの公称値です。この公称値の測定方法にも統一された規格がないため、単純に比較できない可能性があります。あくまで参考としてご利用ください。
クラシックギター弦の検索・比較ツールの使い方(ログイン不要ですぐ使えます)
このツールの使い方は簡単です。ツール単体で使いたい場合は、以下のリンクにアクセスしてください:
ログイン不要かつ無料ですぐに使えます。
弦の交換履歴・レビューを記録画面からの利用も可能です。ログイン画面の下部にある「弦の検索・比較へ進む」をタップしてください:

ログイン後の画面でも右下の「弦を探す・比較」ボタンや、「データベースから弦を探す」ボタンからアクセス可能です。

弦選びの参考にぜひご利用ください
このようにメーカーを横断してクラシックギター弦を比較できるツールは希少かと思います。
このツールと弦の交換履歴・レビュー記録機能を併用すれば、クラシックギターライフが充実すること間違いなしです。
ぜひ一度利用してみてください。



コメント