2026年10月第2週分のクラシックギター界の注目トピックをお届けします。今週のトピックは耳コピ楽譜の裁判が結審などです。
新製品:井草聖二さんのクリスマスCD&楽譜など
井草聖二さんの「クリスマス・キャロルズ・オン・クラシカル・ギター」
アコギで有名な井草聖二さんが、クラシックギター向けのクリスマスキャロルCD&楽譜を11月にリリースするそうです:

クラシック畑の人とは違うおしゃれなアレンジになってそうですね。期待したいです。
GGショップでアランフェスケースのカラーオーダー受付
現代ギター社のショップであるGGショップでアランフェスケースのカラーオーダーの受付を開始しました:

納期は3か月から6カ月かかるそうですが、表と裏が63色、さらに接合部のレールを4色から選べるとか。
最近YouTubeをやっているクラシックギタリストたちがぽつぽつこのカラーオーダーのPRをしていましたね。
人とは被らないケースを探している人は検討してみてはいかがでしょうか。価格は47,300円(税込)とのことです。

アランフェスケースを含めたクラシックギター用ケースの比較はこちらの記事で詳しく行っています:

ソロギターで奏でる ポピュラー・ヒット・アレンジメント
竹内永和さんのポピュラー曲をアレンジした楽譜が発売されました:
ポピュラーな曲をいろいろと集めたようで、ある意味不思議なラインナップ、ある意味お買い得です。
最近のはやりなのかTAB譜付きですが、QRコードによる模範演奏はないようです。
セール情報:Amazonプライム感謝祭など
Amazonプライム感謝祭(10/13 ~ 10/19)
Amazonの大きなセールの中の1つである、プライム感謝祭が今週からスタートします。
今年は10/16から10/19が本セール開催、10/13から10/15は先行セールです。

現代ギター 秋の音楽フェア
現代ギターが秋の音楽フェアとして、対象のCD520タイトルを一律30%オフで販売しています:

輸入盤だけではなく国内版も対象になっているものがあります。
その他・雑談:耳コピ楽譜の裁判が結審
耳コピ楽譜の裁判が結審
様々なニュースでも話題になっていましたが、耳コピ楽譜の裁判が結審しました:

背景を要約すると、
- 日本には「版面権」が存在せず、楽譜出版社が美しく見やすく音符を書いてページをレイアウトしてもその権利を保護する法律がない
- 「耳コピ」した元の曲には著作権があるが、それは出版社ではなく作曲者に属している
- そこであるサイトが出版されている楽譜をほぼ丸ごとコピーし、JASRACの許諾を得て公開した
- JASRACの許諾を得ているので、著作権的には問題ない
とのことです。
ここで「JASRACの許諾を得ている」ところがポイントというかややこしいところで、この無料サイトは作曲者の著作権はきちんと処理しており、かつ楽譜に版面権がないので、無料サイトの行為は「権利」という意味では問題ないということになります。
とはいえ、この出版社はそんなことをされては商売あがったりということで、「民法の一般不法行為」という根拠で賠償を求めました。
これは刑事罰にはならないけど、「社会通念上、許されない方法で他人の利益を侵害した場合は存在賠償せよ」というものです。
結果、一審は「ほぼ丸ごとコピー」の立証が不十分とのことで請求を棄却、控訴審は完全な模倣と認定して1億6,900万円の支払いを命じ、そして今回の最高裁判決では上告が棄却されました。
この判決は著作物ではなくても賠償責任があるということを示した初めての判決とのことで、今後の著作物の取り扱いに影響が出てきそうです。
あとがき
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