腰痛で足台を卒業したい人の支持具「ギターレスト」をレビュー|プロも愛用するロングセラー

3.5
ギター用品
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昔ながらの足台でないギター支持具といえばギターレストです。メカメカしい見た目が気に入らない人もいるようですが、プロも使っている由緒ある支持具です。

この記事を書いた人
かーる

クラシックギター歴35年、国際コンクール入賞経験を持つ演奏家・レビュアー。「ヘルマン・ハウザー2世」や「ヘスス・ベレサール・ガルシア」を愛用し、演奏者視点で忖度ない機材レビューを発信中。弦のレビュー数は70種類以上。
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足を上げずにギターを上げる

ギターレストは簡単に言うと足を上げることなくギターのヘッドを上げるための道具です。

ギターと足の間に支える棒を立てることでヘッドを上げます。

ある意味目からうろこ的な道具ではあるのですが、足を上げなくていいので体がひねられず、腰にやさしいです。

2種類の固定方法

ギターレストの足側は足に沿うような形になっています:

ギターレストの画像

足に当たる部分は起毛素材となっており滑り止めになっています。

一方、ギターにあたる側はずれないように固定するようになっていますが、そのやり方で2種類のギターレストがあります。

吸盤方式のGR-1

1つ目が吸盤で固定する方式の”GR-1″です。ギターの側板に吸盤で張り付けることで固定します

押し付けるだけなので簡単に固定できますが、ラッカーやセラック等の塗装の場合は塗装面に影響をがある場合があります。

吸盤方式ならギターレスト以外にもいろいろと支持具はあるので、あえてこれを選ぶことはないかなと個人的には思います。

実際、使っている人をあまり見たことがないです。

万力方式のGR-2/GR-2B

もう1つが万力のほうにギターの前後を挟んで固定する”GR-2″および”GR-2B”です。

ねじになっている部分をぐるぐる回して固定するのですが、取り付けと取り外しにちょっと時間がかかります。

時間はかかるものの、しっかり取り付けた時の安定感は吸盤方式の比ではありません。

ただ、力を籠めればいくらでも締め付けられます。ギターにダメージを与える可能性があるので注意してください。

GR-2とGR-2Bの違いは塗装の有無で、GR-2はニッケル、GR-2Bは黒色塗装になっています:

吸盤よりは塗装にやさしいですが、まったく影響がないわけではありません。

私の使っていた黒澤哲郎はセラック塗装かつできてから日が浅い楽器だったこともあり、挟まれる部分には少し跡がつきました。ただし、以下のようなギター用ポリッシュで簡単に取れます:

プロの愛用者も多い

ギターレストは昔ながらの支持具ではありますが、いまだに愛用する人が多いロングセラーの支持具です。

特に万力タイプは吸盤よりもしっかりと固定され、塗装への影響が小さいため、プロの間でも愛用者が多いように感じます。

たとえば村治奏一さんや斎藤優貴さんが愛用者です。

進化版ギターレストも存在

ギターレストを進化させた支持具も存在しています。

Guitar BalanceシリーズのCLPという製品は、首が曲がることによって軸をまっすぐに保ち、滑り落ちづらくしたものです。

また、Woodside Guitarsの支持具は首が曲がる上にクランプが斜めになり、レイズドフィンガーのように側面板がまっすぐでないギターにも対応します。

これらに比べるとギターレストは構造が簡単な分、安めなのがメリットです。

また、もともと日本製ということもあり延長棒などの部品や、修理補修体制が整っているのも長く使える要素といえます。

ギターレストを10年使って分かったデメリットと注意点

楽器ががっちりと固定されるため、演奏時の安定性が比較的高いです。一方、体を動かそうと思っても動かせないため、特殊な弾き方をするとき(アンドリューヨークのムーンタンとか)は弾きづらい気がします。

また、いまいち工作精度がよくなく、万力部分も軸を固定する部分も遊びが多いです。

しばらく愛用していたのですが、使っている楽器が10歳を超えたため、万力で挟むのに不安を覚え、最終的にお蔵入りしました。

とはいえ、最新型の支持具に引けを取らない良い支持具ですので、足台を卒業するなら選択肢に挙げるべき一品といえます。

コメント

  1. 児玉幸枝 より:

    ロングタイプのお値段はおいくらですすか

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