【セゴビア愛用】オーガスチンのクラシックギター弦を徹底比較!違いと失敗しない選び方

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クラシックギター界に革命をもたらしたといっても良いメーカー、オーガスチンのクラシックギター用の弦の一覧です。現在のクラシックギターの音はオーガスチンのおかげといってもいいくらい重要な、ナイロンを弦に使うということを最初に行ったのがオーガスチンです。

元々はギターの製作家を目指していたオーガスチン

オーガスチン社の創業者はアルバート・オーガスチンという方です。この方はデンマーク生まれで1926年~1927年にかけてギターの製作家を目指してアメリカにやってきました。

そこから1940年代までいろいろな弦を試したそうなのですがいい結果を得られません。そして、セゴビアと出会ってともにナイロン弦の開発を行い、今日のクラシックギター弦の礎を築きました

実はセゴビアはオーガスチンと開発を行う前にナイロン弦を使ったコンサートを1944年に行っています。この時はまだナイロンを製造していたデュポン社から提供されたそのままだったためメタリックな音がしていたそうです。

また、高音弦よりもむしろナイロンを芯線に使った低音弦の方が開発が難しかったそうです。

高音弦と低音弦で明確に分かれた製品構成

オーガスチンの弦の特徴は高音弦と低音弦で明確に製品が分けられており、それらの組み合わせが自由にできる点です。

プロアルテやハナバッハは高音弦と低音弦はセットで製品が構成されていますが、オーガスチンはギタリストが自由に選べるようにしています。

時々誤解がありますが、オーガスチンの青・赤・黒のセットに含まれる高音弦はすべて同じです。違いは低音弦のみです。

高音弦

高音弦は5種類ラインナップされています。テンション(張力)とともに以下の表にまとめました(単位はkg):

1弦2弦3弦素材
クラシック7.815.845.56ナイロン
インペリアル8.406.186.16ナイロン
リーガル8.536.406.25ナイロン
パラゴン・レッド9.916.906.72フロロカーボン
パラゴン・ブルー10.828.347.14フロロカーボン

豆知識として、パッケージに音叉の絵が描いてありますが、クラシックとパラゴンには何もありませんが、インペリアルとリーガルには音叉の上に王冠があります。そして、王冠のマークはインペリアルとレッドで別です。

オーガスチンの高音弦は音叉の上に王冠があったりなかったりする

上の絵は左から、クラシック、インペリアル、リーガル、パラゴンです。ここを見ると高音弦の種類がわかります。

以下からはそれぞれの弦の特徴を解説します。

クラシック (Classic)

セゴビアとオーガスチンが開発した歴史的なナイロン弦です。まさに”Classic”と呼ぶにふさわしい弦です。

音色はとても柔らかく、艶のある音が特徴です。

昔は音程の悪さでも有名で、この音程の悪さがあってこの音が出るともいわれていました。最近では改善されたともいわれていますが詳細は不明です。

一番人気があるのはレッドの低音弦を組み合わせた通称「赤」、正式名クラシックレッド(Classic Red)です。張りも強すぎず、低音弦と高音弦がよく合っています。

弦の感想(ハウザー編):オーガスチン レッド(赤)(Augustine Classic/Red)
ナイロン弦の原点ともいえるオーガスチンの弦をハウザーに張ってみました。ノーマルテンションに相当するレッド(いわゆるオーガスチンの赤)です。昔よく使っていたのですが、そのときの印象と違うのは楽器が変わったからなのか、それとも弾き方が変わったた…

オーガスチン

オーガスチン クラシック レッド ミディアムテンション クラシックギター弦

オーガスチン クラシック レッド ミディアムテンション クラシックギター弦 パッケージ

オーガスチン・クラシック・レッド(ミディアムテンション)は、ノーマルテンションのクリアナイロン高音弦とミディアムテンションの銀メッキ低音弦を組み合わせた、クラシックギター弦の金字塔です。温かみのある伝統的な音色と柔らかく優れた演奏性を備えています。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
3
サステイン
3
柔らかさ
4
テンション Medium
高音弦 Nylon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 38.1 kg / 84 lbs
オーガスチン クラシック レッド ミディアムテンション クラシックギター弦 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.7112 mm (0.028″) 6.89 kg (15.2 lbs) クリアナイロン
2弦 0.8128 mm (0.032″) 5.49 kg (12.1 lbs) クリアナイロン
3弦 1.016 mm (0.04″) 5.49 kg (12.1 lbs) クリアナイロン
4弦 0.7366 mm (0.029″) 7.08 kg (15.6 lbs) 銀メッキ銅包線
5弦 0.889 mm (0.035″) 6.8 kg (15 lbs) 銀メッキ銅包線
6弦 1.0795 mm (0.0425″) 6.35 kg (14 lbs) 銀メッキ銅包線

低音弦に力強さを求める人は通称「青」、正式名クラシックブルー(Classic Blue)を使っています。

オーガスチン

オーガスチン クラシック ブルー ハイテンション クラシックギター弦

オーガスチン クラシック ブルー ハイテンション クラシックギター弦 パッケージ

巨匠アンドレス・セゴビアとの共同開発により生まれた歴史的モデル。ノーマルテンションのクリアナイロン高音弦と、強力な響きと引き締まった低音を生み出すハイテンションの銀メッキ低音弦(ブルー)の組み合わせです。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Mixed / High Tension
高音弦 Nylon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 38.82 kg / 85.6 lbs
オーガスチン クラシック ブルー ハイテンション クラシックギター弦 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.7112 mm (0.028″) 7.26 kg (16 lbs) クリアナイロン
2弦 0.8128 mm (0.032″) 5.53 kg (12.2 lbs) クリアナイロン
3弦 1.016 mm (0.04″) 5.49 kg (12.1 lbs) クリアナイロン
4弦 0.7493 mm (0.0295″) 7.39 kg (16.3 lbs) 銀メッキ銅
5弦 0.889 mm (0.035″) 6.8 kg (15 lbs) 銀メッキ銅
6弦 1.0795 mm (0.0425″) 6.35 kg (14 lbs) 銀メッキ銅

さらに、セゴビアが最初に弾いたといわれる通称「黒」、正式名クラシックブラック(Classic Black)もテンションが弱くて弾きやすいです。

オーガスチン

オーガスチン クラシックブラック ローテンション クラシックギター弦

オーガスチン クラシックブラック ローテンション クラシックギター弦 パッケージ

オーガスチンのクラシックブラックは、レギュラーテンションのクリアナイロン高音弦と、ローテンション(ライトテンション)の銀メッキ低音弦を組み合わせたセットです。押弦しやすく柔らかいテンション感と、伝統的で温かみのある豊かな響きが特徴です。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
3
サステイン
3
柔らかさ
4
テンション Light Tension
高音弦 Clear Nylon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 36.79 kg / 81.1 lbs
オーガスチン クラシックブラック ローテンション クラシックギター弦 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.7112 mm (0.028″) 7.3 kg (16.1 lbs) クリアナイロン
2弦 0.8128 mm (0.032″) 5.53 kg (12.2 lbs) クリアナイロン
3弦 1.016 mm (0.04″) 5.49 kg (12.1 lbs) クリアナイロン
4弦 0.7239 mm (0.0285″) 6.4 kg (14.1 lbs) 銀メッキ巻弦
5弦 0.8255 mm (0.0325″) 6.17 kg (13.6 lbs) 銀メッキ巻弦
6弦 1.1049 mm (0.0435″) 5.9 kg (13 lbs) 銀メッキ巻弦

弦の評価: オーガスチン 黒(Augustine Classic/Black)
オーガスチンといえばクラシックギター用ナイロン弦の元祖。その中でも最初に発売されたのがオーガスチンの黒です。いわば、最もクラシックギターらしい音をした弦であるといえます。そんなオーガスチンの黒を張ってみたのでレビューします。確かに、柔らかい…

インペリアル (Imperial)

インペリアルとリーガルはクラシックとは違う素材を使い、音程の悪さを改善した高音弦です。

インペリアルの方がわずかに細く、テンションも低くなっています。このため、リーガルよりも明るい音が出ます

ちなみに、インペリアルは「荘厳な」とか「皇帝の」という意味があります。

セゴビアは高音弦がインペリアル、低音弦がゴールドのセットを使っていたそうです。このためか、インペリアルといえばパッケージが金色になっています。

オーガスチン

オーガスチン インペリアル ゴールド ミディアムテンション

オーガスチン インペリアル ゴールド ミディアムテンション パッケージ

オーガスチン「インペリアル・ゴールド」は、透明感あふれる高音域のインペリアル・トレブル(ハイテンション)と、温かみのある深い低音を奏でるゴールド・ベース(ミディアムテンション)を組み合わせたモデルです。輝かしい高音と豊かでマイルドな低音のバランスに優れ、ソロ演奏からアンサンブルまで幅広く活用できます。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Medium Tension
高音弦 Crystal Nylon
低音弦 Gold Alloy
総張力 (Total) 38.61 kg / 85.1 lbs
オーガスチン インペリアル ゴールド ミディアムテンション 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.729 mm (0.0287″) 7.3 kg (16.1 lbs) インペリアル・クリスタルナイロン
2弦 0.8306 mm (0.0327″) 5.81 kg (12.8 lbs) インペリアル・クリスタルナイロン
3弦 1.0312 mm (0.0406″) 5.49 kg (12.1 lbs) インペリアル・クリスタルナイロン
4弦 0.8001 mm (0.0315″) 7.08 kg (15.6 lbs) 金メッキ合金巻
5弦 0.889 mm (0.035″) 6.58 kg (14.5 lbs) 金メッキ合金巻
6弦 1.1176 mm (0.044″) 6.35 kg (14 lbs) 金メッキ合金巻

とはいえ、真鍮製のゴールド弦はあまり現在では使われないですし、レッドやブルーと組み合わせても問題ありません。

オーガスチン

オーガスチン インペリアル レッド ミディアムテンション

オーガスチン インペリアル レッド ミディアムテンション パッケージ

オーガスチンのインペリアル・レッドは、澄んだ透明感と伸びのある響きを持つプレミアム高精度のクリスタルナイロン高音弦(インペリアル)と、豊かで落ち着いた響きを持つミディアムテンションの低音弦(レッド)を組み合わせたセットです。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Medium
高音弦 Crystal Nylon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 38.33 kg / 84.5 lbs
オーガスチン インペリアル レッド ミディアムテンション 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.729 mm (0.0287″) 7.17 kg (15.8 lbs) クリスタルナイロン
2弦 0.8306 mm (0.0327″) 5.49 kg (12.1 lbs) クリスタルナイロン
3弦 1.0312 mm (0.0406″) 5.49 kg (12.1 lbs) クリスタルナイロン
4弦 0.7493 mm (0.0295″) 6.8 kg (15 lbs) 銀メッキ銅線/ナイロン
5弦 0.889 mm (0.035″) 6.71 kg (14.8 lbs) 銀メッキ銅線/ナイロン
6弦 1.0795 mm (0.0425″) 6.67 kg (14.7 lbs) 銀メッキ銅線/ナイロン

オーガスチン

オーガスチン インペリアル ミディアムテンション ブルー ハイテンション クラシックギター弦

オーガスチン インペリアル ミディアムテンション ブルー ハイテンション クラシックギター弦 パッケージ

オーガスチンのインペリアル MT ブルー HTは、透明感と伸びやかな高音を実現するインペリアル・ミディアムテンション高音弦と、重厚で力強い鳴りを持つブルー・ハイテンション低音弦を組み合わせたセットです。明瞭なアーティキュレーションと豊かな音量感を兼ね備えています。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Mixed
高音弦 Nylon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 42.4 kg / 93.5 lbs
オーガスチン インペリアル ミディアムテンション ブルー ハイテンション クラシックギター弦 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.729 mm (0.0287″) 8.16 kg (18 lbs) インペリアル高密度クリアナイロン
2弦 0.8306 mm (0.0327″) 6.26 kg (13.8 lbs) インペリアル高密度クリアナイロン
3弦 1.0312 mm (0.0406″) 5.94 kg (13.1 lbs) インペリアル高密度クリアナイロン
4弦 0.7493 mm (0.0295″) 7.48 kg (16.5 lbs) 銀メッキ銅 / ナイロン芯
5弦 0.9144 mm (0.036″) 7.35 kg (16.2 lbs) 銀メッキ銅 / ナイロン芯
6弦 1.143 mm (0.045″) 7.21 kg (15.9 lbs) 銀メッキ銅 / ナイロン芯

ブラックと組み合わせるのはテンションの差があるのであまり聞いたことがないですが、そういうセットもあります。

ちなみに、村治佳織は高音弦にインペリアルを、低音弦にサバレスのコラムを使っています

弦の評価: 村治佳織使用セット オーガスチン・インペリアル + サバレス コラム 青(ハイ) (Augustine Imperial + Savarez Corum High)
あこがれのギタリストと同じ音が出したいという気持ちはギターを弾く人は誰もが持っているものかと思います。同じギターとなると価格の面からなかなか難しいものがありますが、弦であればそれほど高くないので簡単にまねができます。そんなあこがれが多いギタ…

リーガル (Regal)

インペリアルと同じくクラシックの音程の悪さを改善した高音弦です。素材はインペリアルと同じですが、少し太くテンションも少し高くなっています。

インペリアルよりもこのリーガルの方が昔は日本ではよく売られていました

リーガルの場合はやはりテンションの高いブルーと組み合わせるのが一般的かと思います。

オーガスチン

オーガスチン リーガルブルー ハイテンション クラシックギター弦

オーガスチン リーガルブルー ハイテンション クラシックギター弦 パッケージ

オーガスチンのリーガルブルーは、プレミアム高音弦「リーガル(ハイテンション)」と力強い定番低音弦「ブルー(ハイテンション)」を組み合わせたハイテンションセットです。透き通るような美しい高音とパワフルな低音の伸びが見事な調和を生み出し、コンサートホールでも際立つ鳴りを実現します。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Hard
高音弦 Nylon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 43.06 kg / 94.92 lbs
オーガスチン リーガルブルー ハイテンション クラシックギター弦 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.7493 mm (0.0295″) 8.24 kg (18.17 lbs) リーガル ハイテンション プレミアムナイロン
2弦 0.8509 mm (0.0335″) 6.7 kg (14.77 lbs) リーガル ハイテンション プレミアムナイロン
3弦 1.049 mm (0.0413″) 6.93 kg (15.28 lbs) リーガル ハイテンション プレミアムナイロン
4弦 0.7493 mm (0.0295″) 7.26 kg (16 lbs) ブルー ハイテンション 銀メッキ巻弦
5弦 0.9271 mm (0.0365″) 6.94 kg (15.3 lbs) ブルー ハイテンション 銀メッキ巻弦
6弦 1.143 mm (0.045″) 6.99 kg (15.4 lbs) ブルー ハイテンション 銀メッキ巻弦

歯切れのよさを好む人はレッドと組み合わせている場合もありますが、それなら高音はインペリアルの方がいいかなとも思います。

オーガスチン

オーガスチン リーガル HT / レッド MT クラシックギター弦

オーガスチン リーガル HT / レッド MT クラシックギター弦 パッケージ

高音弦にハイテンションのリーガル(高品位ナイロン)、低音弦にミディアムテンションのレッド(銀メッキ巻弦)を組み合わせたモデル。高音の輝かしい響きと伸びやかさ、低音の豊かでバランスの取れた温かみのあるトーンが特長です。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Mixed
高音弦 Nylon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 38.42 kg / 84.7 lbs
オーガスチン リーガル HT / レッド MT クラシックギター弦 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.7493 mm (0.0295″) 7.48 kg (16.5 lbs) リーガル ハイテンションナイロン
2弦 0.8484 mm (0.0334″) 5.81 kg (12.8 lbs) リーガル ハイテンションナイロン
3弦 1.049 mm (0.0413″) 5.49 kg (12.1 lbs) リーガル ハイテンションナイロン
4弦 0.7493 mm (0.0295″) 6.89 kg (15.2 lbs) 銀メッキ巻弦
5弦 0.9271 mm (0.0365″) 6.49 kg (14.3 lbs) 銀メッキ巻弦
6弦 1.1176 mm (0.044″) 6.26 kg (13.8 lbs) 銀メッキ巻弦

パラゴン (Paragon)

それまでずっと昔ながらの弦のラインナップしか売っていなかったオーガスチンが2019年に発売したのがカーボン弦のパラゴンです。

オーガスチンからカーボン弦 PARAGON(パラゴン)が登場
オーガスチンといえばナイロン弦を世界で初めて開発したメーカーとして知られています。ラインナップも昔ながらのナイロン弦ばかりでしたが、ついにオーガスチンもカーボン弦をリリースしたようです。早速張ってレビューです。以下の記事で本ブログの弦のレビ…

昔はキンキンした音であまり受け入れられなかったカーボン弦ですが、今では普通に使われるようになり、ラインナップに必要になったのでしょう。

低音弦と高音弦が自由に組み合わせることができるのがオーガスチンの特徴と書きましたが、実はパラゴンだけは違います。パラゴン・レッドとパラゴン・レッドという2種類のセットのみでしかもパラゴンの高音弦はばら売りされているところを見たことがありません

これら2種類はテンションが異なるパラゴンが入っています(上の表参照)。

オーガスチン

オーガスチン パラゴン レッド ミディアムテンション クラシックギター弦セット

オーガスチン パラゴン レッド ミディアムテンション クラシックギター弦セット パッケージ

オーガスチンのパラゴン・レッドは、高密度のフロロカーボン高音弦と定評あるレッド(ミディアムテンション)低音弦を組み合わせたセットです。澄んだクリアな高音と豊かで扱いやすい低音のバランスに優れ、華やかな響きと良好なレスポンスを実現します。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Medium
高音弦 Fluorocarbon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 38.11 kg / 84 lbs
オーガスチン パラゴン レッド ミディアムテンション クラシックギター弦セット 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.6096 mm (0.024″) 7.17 kg (15.8 lbs) フロロカーボン
2弦 0.7112 mm (0.028″) 5.67 kg (12.5 lbs) フロロカーボン
3弦 0.8382 mm (0.033″) 5.49 kg (12.1 lbs) フロロカーボン
4弦 0.7366 mm (0.029″) 7.08 kg (15.6 lbs) 銀メッキ銅線
5弦 0.889 mm (0.035″) 6.44 kg (14.2 lbs) 銀メッキ銅線
6弦 1.0668 mm (0.042″) 6.26 kg (13.8 lbs) 銀メッキ銅線

オーガスチン

オーガスチン パラゴン ブルー ハイテンション

オーガスチン パラゴン ブルー ハイテンション パッケージ

オーガスチン パラゴン ブルー ハイテンションは、明瞭で遠達性に優れた高精度フロロカーボン高音弦と、重厚で力強い音色を持つ伝統のブルー低音弦(ハイテンション)を組み合わせたモデルです。クリアで輝かしいトーンと優れた音程感を実現します。

詳細スペック・テンション表を見る

Characteristics

明るさ
4
サステイン
4
柔らかさ
3
テンション Hard
高音弦 Carbon
低音弦 Silver-Plated
総張力 (Total) 43.17 kg / 95.2 lbs
オーガスチン パラゴン ブルー ハイテンション 各弦スペック・テンション仕様表
太さ (mm / inch) 張力 (kg / lbs) 材質
1弦 0.6198 mm (0.0244″) 7.8 kg (17.2 lbs) フロロカーボン
2弦 0.729 mm (0.0287″) 6.71 kg (14.8 lbs) フロロカーボン
3弦 0.8611 mm (0.0339″) 6.62 kg (14.6 lbs) フロロカーボン
4弦 0.7366 mm (0.029″) 7.26 kg (16 lbs) 銀メッキ銅線
5弦 0.9144 mm (0.036″) 7.48 kg (16.5 lbs) 銀メッキ銅線
6弦 1.143 mm (0.045″) 7.3 kg (16.1 lbs) 銀メッキ銅線

私はパラゴン・ブルーを使ったことがありますが、かなりテンションの高い強靭なセットでした。何しろ1弦が10.8kgものテンションであり、簡単には弾かせてくれません。

弦の評価: オーガスチン パラゴン ブルー (Augustine Paragon Blue)
オーガスチンといえば泣く子も黙るクラシックギター弦の老舗メーカーです。どちらかというと保守的なメーカーとして知られていました。そんなメーカーが久しぶりに新しい弦をリリースしました。それがパラゴン(Paragon)です。以下の記事で本ブログの…

パラゴン・レッドも試しました。こちらのほうはハイテンションではありますが、まだ弾きこなせる範囲でした。非常に輝かしい音で、魅力的なセットです。

弦の評価: オーガスチン パラゴン レッド(Augustine Paragon Red MT)
世界初のナイロン弦を開発したオーガスチンは、しばらくの間、カーボン弦を含む新しい弦をリリースしませんでした。そんなオーガスチンが満を持して発売したのがカーボン弦の「パラゴン」です。以前にもパラゴン・ブルーは試したのですが、今回はパラゴン・レ…

低音弦

低音弦は高音弦に比べるとシンプルな4種類のラインナップです。テンション(kg)とともに以下の表にまとめます:

4弦5弦6弦素材
ブラック(黒)6.456.156.36銅線に銀メッキ
レッド(赤)7.216.936.68銅線に銀メッキ
ゴールド(金)8.066.426.52銅線/真鍮に金メッキ
ブルー(青)7.447.147.21銅線に銀メッキ

ブラック、レッド、ブルーはテンションが違うだけです。オーガスチンの他にないメーカーとして、テンションごとに価格が違うという点があります。他メーカーだと同じ弦のテンション違いは同じ価格なのですが、オーガスチンはテンションが高いほど高いです。原材料費を考えるとオーガスチンの方が理にかなっている気もしますが…。

ゴールドは銅線に金メッキとも真鍮に金メッキともいわれています。本当に「金メッキ」なのか「金色のメッキ」なのかはよくわかりません。日本の情報では真鍮ですが、海外だと銅線になっています…。

ゴールドは他の低音弦よりも暖かみのある音といわれています。

上でも書きましたがオーガスチンはインペリアルとゴールドの組み合わせを使っていたということですので、セゴビアの音が好きな人は一度使ってみてもいいかと思います。

オーガスチン弦の音の違いを聴ける動画を公開

オーガスチンは同社のさまざまな弦の音の違いを知ってもらうべく、音を比較する動画を公開しています。

詳細はこちらの記事を参照ください:

オーガスチン、弦の音を比較する動画を公開~リーガル、インペリアル、パラゴンなどさまざまな種類で演奏
昔は新しいクラシックギターの弦を試すには、クチコミや現代ギターの情報くらいしか事前に音を事前に知る手段がありませんでした。時代は変わり、動画を気軽に投稿/試聴できるようになり、クラシックギターに関する情報も多数動画として存在しています。オー…

オーガスチン弦の評価とレビュー

このサイトでもオーガスチン弦を多数使用した評価とレビューをおこなっています。

こちらの記事を参照ください。

クラシックギター弦の選び方・正解ガイド|35年の経験と70種のレビューから導く最適解
国内最大級!70種類を超えるクラシックギター弦の実体験レビューまとめ。サバレス、ハナバッハ、ダダリオ等の主要メーカーから希少なスペイン弦まで網羅。比較早見表やショートカットリンクで、気になる弦の評価へすぐ辿り着けます。弦選びに迷う全てのギタリスト必見の保存版ガイド。

オーガスチンを使っているプロのクラシックギタリスト

伝統的な「クラシックギターらしい」音が出るため、オーガスチンを使っているプロのギタリストは多数います。

その一部をこちらの記事で紹介しているのでご覧ください。

プロのクラシックギタリストが使っている弦
美しい音を紡ぎだしているプロのクラシックギタリストですが、良い楽器に加えて理想の弦を使っているに違いありません。有名なプロのクラシックギター弾きが使用している弦を調べてみました。 以下の記事で本サイトの弦のレビュー(70種類上)や感想、情報…

最近は人気が落ちてきているけど根強い人気を誇るメーカー

昔に比べるとオーガスチンの人気は落ちてきているように感じます。

積極的に新製品を開発するサバレスやダダリオに比べると保守的で伝統的といった印象です。

それでも、2019年にはパラゴンを出すなどまだまだ頑張ろうとしています。

クラシックギターの歴史を語るうえで重要なメーカーであることは確かなので一度は使ってみてほしい弦です。

弦メーカー
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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

【当ブログの主なテーマ】
・週刊クラシックギターニュースの発信
・無料かつ安全な「AIクラシックギターソムリエ」の提供
・弦の交換履歴・レビュー履歴管理アプリ「ReString Logger」の提供
・70種以上の弦、支持具やケース等の忖度ない実機検証
・理想の音色を引き出す「爪のケア」「脱力」
・本番で実力を発揮する「緊張克服のメカニズム」
・電子楽譜の始め方や利用方法の解説、便利な機材レビュー

読者のリアルな悩みを、長年の経験から論理的かつ科学的に紐解きます。
[>管理人の詳しい経歴や愛用するギターの情報はこちら]

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