プレノソム・アームレスト(Plenosom Armrest ARM-10)をレビュー アーベル・ギター・アームレストとの比較も

プレソノム・アームレストをギターにつける ギター用品
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最近の爆音系クラシックギターにはアームレストが標準装備されているものが多くあります。表面板を腕で触ることによる響きの減少を抑えるためだと思われます。標準装備されていなギターにも後付が可能です。その製品の1つがプレノソム・アームレストです

ベリナティが設計に携わったアームレスト

このプレのソム・アームレストの特徴は作曲家でありギタリストでもあるベリナティが設計に携わっているという点です。やはり名のあるギタリストが設計に関わっていると安心感があります。

本体にもしっかり名前が刻まれています:

ちなみに、Tessarinというのはギター製作家で、このアームレストを一緒に開発し制作している人のようです。また、Google翻訳によるとPlenosomはスペイン語で天頂を表すそうです。

小さくて軽い本体

最初にこのプレノソム・アームレストを持ったときの感想は、「軽っ!!」というものでした。全体が木でできている上に薄く作られており、小さくて軽いです。

アーベルギターアームレストと比べるとこんな感じです。部品の面積が明らかにプレソノムのほうが狭いこともあり、持った感じが明らかにプレソノムのほうが軽いです。

裏を比べるとこんな感じ。アーベルの方はギターを挟んで止めるタイプですが、プレソノムの方は吸盤で側面板にくっつけるタイプです。このため、アーベルは多少なりとも表面板にアームレスト自体が触れますが、プレソノムの方は一切触れません。

素材が木なのでギターの馴染む

実際にギターにつけるとこんな感じになります。プラスチック製のアーベルに比べるとプレソノムのほうがギターには馴染む気がします。特に私のギターは裏板と側面板がメイプルなので余計に色があっています。

しょうめんからみるとこんなかんじです。色的にはスプルース(松)とシダー(杉)の中間といったところでしょうか。どちらでも馴染む気がします。

横から見るとこのように、ギターの表面板には一切触れていません。これなら表面板の振動を妨げることは一切ないでしょうね。

木の感触がうれしい

プレソノムは素材が木なので腕を乗せたときに違和感がなく、腕に馴染む気がします。クラシックギターが好きな人は多かれ少なかれ木が好きなのではないかと思いますが、アーベルはプラスチック製なので感触の違いがちょっと気になっていました。

プレソノムはアイボリーウッドという木を使っており、腕に触れる感触がギターと違和感がありません。小さなことですが意外と重要です。

吸盤を付けるところが難しい

もちろん良いことばかりではありません。

吸盤は全部で3つついているのですが、3つがしっかりと付くところを探すのが意外と面倒です。本体はギター側面板のカーブに沿うような形なのですが、ギターによって個体差もあるため、ある程度は吸盤の柔軟性でカバーする形になります。そうすると、ちょっとずれた場所になると弾いているときに吸盤が1つ外れてしまうこともありました。

1つくらい外れても大丈夫な設計になっているのか、演奏には全く影響がありませんでしたが、ちょっと気を使うところではあります。

アーベルの場合はクランプする形なのでどこでも安定していたイメージがあります。

また、塗装への影響という意味ではプレソノムの吸盤式よりもアーベルのクランプ式のほうが優しいように思います。ただし、プレソノムも塗装に気を使った吸盤を使っているそうなので、じつは問題ないのかもしれません。

腕の安定性はアーベルのほうが上

また、腕を乗せたときの安定性はアーベルのほうが上のように思います。

プレソノムの方はその軽さの原因である面積の狭さが災いし、少し角張った印象があります。もちろん、ギター本体の角に比べればずっといいわけですが、アーベルの広い曲面に比べると安定性は低くなります

個人的にはプレソノムが好きだけど、どちらが良いかは人によるかも

ここまで見てきたように、プレソノムとアーベルはどちらもいいところ、悪いところがあり、どちらが良いとはいえません。私はプレソノムの方が好きですが、アーベルのほうが好きな人がいても全然おかしくないと思います。

試しに違いを表にしてみましたが、やはりどちらが良いとも。。。

プレソノムアーベル
価格×(13,200円)△(9,680円)
安定性
感触
表面板の振動
塗装への影響

足台や支持具もそうですが、こういったものはレンタルして試せるサービスが有ると良いのですけどね。

ギター用品足台、ギターサポート類
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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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