弦の評価: ロイヤルクラシックス JGダイナミックホワイト ノーマル (Royal Classics JG Dynamic White Normal Tension DW90)

4.0
JGダイナミックホワイトのパッケージ
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またちょっと変わり種の弦です。「ホワイト」が名前についている通り、高音弦の色が白いのだとか。まあ、普通のクラシックギターの弦も透明から白色だといえばそうだけど…と思っていたら予想以上に白かったです。

新素材系の高音弦

このJGダイナミックホワイトの特徴は高音弦にあります。写真で見るとこんな感じです:

張ってあるのが普通のナイロン弦、上に置いてあるのがJGダイナミックホワイトの3弦です。見ての通り、ちょっと白いとかのレベルではなく、もはや不透明な白色です。

この不透明系の高音弦には見覚えがあり、たとえばドーガルのマエストラーレアクイーラのルビーノプロアルテコンポジットの3弦などがこの部類に入ります。どれも高音弦の鳴りを改善するためにポリマー系の新素材を使っているのですが、このJGダイナミックホワイトもその一種でしょう。

低音弦は普通の銀色ですが、パッケージによると錆を防止するコーティングが施されているそうです。

全弦張り終えるとこんな感じの見た目です。張力がかかると少し透明感が出て、写真で見る分にはよく見ないと違和感に気づかないかもしれません。

意外と普通の音の高音弦

ポリマー系の高音弦というと、マエストラーレといい、ルビーノといい、プロアルテコンポジットの3弦といい、少し個性的な音のものばかりでした。

しかしながら、このJGダイナミックホワイトは意外と普通の音がします。例えるならまさにナイロン弦とカーボン弦の間くらいといった趣です。サステインが短めなのは張りたてなせいかもしれませんが、ほとんどの人は違和感なく使えるのではないでしょうか。

ポリマー系の高音弦は柔軟性がなく張りが強く感じられるものが多いですが、JGダイナミックホワイトは柔軟性もあり、指で触った感じは柔らかい感じがします。表面の平滑度が高いのか少しつるつるするのは慣れが必要かもしれません。

深く沈み込むロイヤルクラシックスらしい低音弦

私は以前にもロイヤルクラシックスの弦を使ったことがありますが、低音弦が好きでした。

弾いた時に一度深く沈み込んだあとにグワーンと鳴ってくれるので、低音を弾く醍醐味を満喫できます。この特徴はJGダイナミックホワイトにも受け継がれていました。というか、もしかすると他のシリーズの低音弦と共通かもしれません。

ノーマルテンションを使っているせいか張りもそこまで強くないです。高音弦との相性はまだこれからですが、今のところ違和感はありません。

新素材系の中では一番違和感なく弾ける弦?

まだ張ったばかりのものを少し弾いただけですが、これまで試してきた新素材系の弦の中では普通の弦に近く、違和感なく弾ける気がします。

ナイロン弦のようにこもった感じもなく、かといってカーボン弦のような金属的にキンキンなる感じでもない。その間を狙ったいいとこどりの弦であるように思います。

また使っているうちに気づいたことがあれば追記したいと思います。

弦の評価
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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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