弦の評価: サバレス アリアンス カンティーガ プレミアム ミックステンション (510ARJP)

3.5
アリアンスカンティーガプレミアム ミックステンション(510MRJP)
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最近発売されて評判のいいカンティーガプレミアムシリーズですが、カンティーガプレミアム自体は低音弦のみで高音弦にはナイロンのニュークリスタルとカーボンのアリアンスがあります。これまでは1,2弦は常にナイロン弦を使ってきましたが、プレミアムが出たこともりアリアンスを試してみました。

以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています

クラシックギター弦の選び方・正解ガイド|35年の経験と70種のレビューから導く最適解
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フロロカーボンを使用した細い高音弦

アリアンスの特徴は何といっても一般的なナイロン弦ではなくフロロカーボンを使用している点です。

以前の記事でも書きましたが、フロロカーボンにはナイロンに比べて表面硬度が高いという特性があります。これにより細くよく振動する弦を作ることが可能です。

また、吸湿性が低いという特性があり、環境の変化に強く寿命も長いといわれています。

一方、ナイロン弦に比べると張りを強く感じるとも言われています。

カンティーガプレミアムに負けない輝かしい音

これまでのレビューでも書きましたが、カンティーガプレミアムはカンティーガに比べても輝かしく重厚な音を特徴としています。

しなやかなカンティーガにはナイロンのニュークリスタルもよくあっていましたが、カンティーガプレミアムにはアリアンスも良いのでは?と思ったのがそもそもこのセットを試した動機です。

実は以前、カンティーガ+アリアンスの組み合わせを試したのですが、その際はどうもしっくりきませんでした:

弦の評価:サバレス アリアンス+カンティーガ ノーマルテンション
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実際に張ってみると、やはりカンティーガプレミアムとアリアンスの相性はいい気がします。

アリアンスはこもらずに開放的に鳴るのが特徴ですが、それが低音の重厚な音とあっているような気がします。

また、ニュークリスタルに比べるとハーモニックスが出しやすい気がするのですが、これはなぜでしょうね?

1弦の張りが強く、突出してよく鳴る

カーボン弦の特徴といわれている張りの強さはアリアンスでもやはりあります。特に1弦の張りが強いなぁと思って調べてみると、案の定1弦だけ突出してテンションが高いようです。以下はノーマルテンションのテンション比較です:

アリアンスニュークリスタル
1弦7.9kg7.2kg
2弦5.9kg6.5kg
3弦5.8kg6.6kg

ご覧の通り、1弦はアリアンスの方がテンションが高いのに2,3弦はナイロン弦であるニュークリスタルの方がテンションが高くなっています。これが1弦の張りが強く感じる原因なのでしょう。

そして、このテンションの高さは音にも表れています。1弦がとにかくよく鳴ります。ハイポジションでも開放的に鳴るのは良いのですが、2,3弦がそれほどでもないので少し違和感を感じる場面も。。。とはいえ、一般的には1弦はメロディーを担当するのはバランスとしてはこれでよく、サバレスもそれを意図したのかもしれません。

低音弦はちょっと張りが強すぎるか?

今回試した510ARJPは高音弦がノーマルテンション、低音弦がハイテンションという組み合わせです。プロからこういった組み合わせが要求されているために用意したセットだとか。

試した感想としては、ちょっと低音弦の張りが強すぎるか?と思いました。張りが強すぎて左手が疲れます。オーガスチンの青と同じかそれ以上の感じです。

もちろん、張りが強い分しっかりした音が出せるのですが、そのためにはパワーを要求され。。。私のひ弱な指ではつらいかもしれません。

カンティーガプレミアムにはカーボン弦もあり

結論としては、カンティーガプレミアムにはカーボン弦の高音弦もありだと思いました。

力強いカンティーガプレミアムに合うのは力強い弦かもしれません。

一方、低音弦のカンティーガプレミアム ハイテンションはちょっと私には持て余し気味です。畳用弦はカンティーガプレミアムのノーマルテンションにしようかと思います。

これまではカーボン弦は避けてきたところはあるのですが、興味が出てきました。またカーボン弦の旅に出てみようかと思います。

それにしてもカンティーガプレミアムシリーズのパッケージは金ぴかで豪華です(笑)

弦の評価
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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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