弦の評価: ヘルマン・ハウザー ミディアムテンション(Hermann Hauser Medium Tension)

4.5
ヘルマン・ハウザー弦 ミディアムテンション
記事は公平な視点で執筆していますが、運営継続のため紹介している一部のリンクから報酬を得る場合があります
\弦選びをAIが無料でサポート!/ ✨AI弦ソムリエに相談✨
無料ツール

クラシックギター専用 弦管理アプリ公開!

この記事で紹介している弦の交換日や、弾いてみた音色の感想(レビュー)をスマホで簡単に記録・管理できるWebアプリ『ReString Logger』を公開しました。

「あの弦、いつ張ったっけ?」「前に試したときの印象は?」という悩みを解消し、次の弦選びを劇的にラクにする読者限定のツールです。

ヘルマン・ハウザーといえばクラシックギターをやっている方であれば知らない人はいない名工。あこがれを抱きつつも、その価格から手が出ないという方も多いことでしょう。そんなヘルマン・ハウザーが出荷時に楽器に張っている弦が日本で発売されました。張ってみたのでレビューしたいと思います。

ハウザーの出荷時に張られている弦

ヘルマン・ハウザー弦は、ハウザーの楽器の出荷時に張られている弦です。

有名なクラシックギター製作家のなかには、自分のブランドでクラシックギター用弦を製作しているところがあり、ヘルマン・ハウザー弦もそのなかの1つとなっています。

この弦、海外では売られていたのですが、日本国内では売られておらず、ある意味幻の弦でした。

しかしながら、2021年についにクロサワ楽器で取り扱い開始

日本でも気軽に買えるようになっています。

ちなみに、価格は3,300円とクラシックギター弦のなかではちょっとお高め。

ただ、内外の価格差が大きいクラシックギター弦のなかで、ヘルマン・ハウザー弦は海外でも同じような価格で売られており、クロサワ楽器は頑張っています。

シンプルなパッケージ

パッケージはこんな感じです。

ヘルマン・ハウザー弦 ミディアムテンション

紙のエンベロープに包まれた弦がビニールの包装のなかに入っている、シンプルなものです。

もちろんMade in Germany、ドイツ製です。

各弦が入っているエンベロープは単色刷りでかなりシンプル。弦番号を表す部分はハンコで押されており、手作り感があります

左上の枠には何が入るのでしょうか?

裏には、伝統的な方法で専門家により手作りされている旨と、3つのテンションがあることが書かれています。

太めの弦、普通の見た目

張った感想としては、全体的に少し太めだと感じました。

テンションが高いわけではないのですが、最近の弦に比べると太めであり、懐かしさを覚えます。

高音弦は割と透明度の高いナイロンで、端に青い色が付けられています。テンションを区別するためなのでしょう。

ただ、この色が取れやすく、弦をつける作業でかんたんに指に色がついてしまいました

確かハナバッハもこんなのだったような。。。

洗い落とすのもかんたんなのでいいのですが、ギターにはつかないようにしたいところです。

太めの音で鳴る、和音が気持ちいい

それでは音の感想を。

第1印象としては、とにかく太く柔らかく鳴ると感じました。

最近はやりのスピード感のある音や、音量が大きい音からはかけ離れ、よく言えば太く、悪く言えばこもった音です。

単音で弾くとそんな感想なのですが、実際に曲を弾くと印象が変わります。

太めの音が気持ちよく響いてくれて、癒される音がするのです。

ああ、クラシックギターってこんな音だよね、こういう音にあこがれて始めたんだよね、ということを思い出させてくれます。

また、小音量できれいに響くのも印象的でした。

最近の音量やスピード感重視の弦は、しっかり弾くと良い音が出るのですが、小音量での音がいまいちなものがあります。

しかしながら、ヘルマン・ハウザー弦は、小さい音の和音が美しいです。いつまでも慈しみながら弾いていたくなります

時間とともに音が変わったら追記したいと思います。

クラシックギターの音を楽しみたい、癒されたい方へ

ヘルマン・ハウザー弦は、最近のとにかく音量を!反応の速さを!という風潮とは違い、クラシックギター本来の音を楽しませてくれる弦です。

少しお高めの価格はネックですが、クラシックギターの良さをもう一度見直すのにピッタリです。

ハウザーの楽器を持っている方も持っていない方も、ぜひいろいろな方に使ってもらいたいと思います。

追記:ハウザーIII世にハウザー弦を張ってみました

弦の評価
シェアしていただけると嬉しいです
この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

【当ブログの主なテーマ】
・週刊クラシックギターニュースの発信
・無料かつ安全な「AIクラシックギターソムリエ」の提供
・70種以上の弦、支持具やケース等の忖度ない実機検証
・理想の音色を引き出す「爪のケア」「脱力」
・本番で実力を発揮する「緊張克服のメカニズム」
・電子楽譜の始め方や利用方法の解説、便利な機材レビュー

読者のリアルな悩みを、長年の経験から論理的かつ科学的に紐解きます。
[>管理人の詳しい経歴や愛用するギターの情報はこちら]

このブログをフォローする

Google News認定パブリッシャー

当研究室はGoogleパブリッシャーセンターの媒体審査および運営者確認(KYC)を通過した、公式登録パブリッシャーです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました