弦の評価: オーガスチン 黒(Augustine Classic/Black)

オーガスチン 黒 BLACK
記事は公平な視点で執筆していますが、運営継続のため紹介している一部のリンクから報酬を得る場合があります
\弦選びをAIが無料でサポート!/ ✨AI弦ソムリエに相談✨
無料ツール

クラシックギター専用 弦管理アプリ公開!

この記事で紹介している弦の交換日や、弾いてみた音色の感想(レビュー)をスマホで簡単に記録・管理できるWebアプリ『ReString Logger』を公開しました。

「あの弦、いつ張ったっけ?」「前に試したときの印象は?」という悩みを解消し、次の弦選びを劇的にラクにする読者限定のツールです。

オーガスチンといえばクラシックギター用ナイロン弦の元祖。その中でも最初に発売されたのがオーガスチンの黒です。いわば、最もクラシックギターらしい音をした弦であるといえます。そんなオーガスチンの黒を張ってみたのでレビューします。確かに、柔らかい音がしてギターらしい弦でした。

世界初のナイロン製クラシックギター弦

オーガスチンの黒といえば、クラシックギター弾きならだれでも知っている、いわばレジェンド的な弦です。オーガスチンについては以下の記事を参照ください:

オーガスチンの黒といえばナイロン弦の元祖であり、今のクラシックギターの音を作ったといっても過言ではない製品。

なのですが、これまで30年近くクラシックギターを弾いてきて、私は一度もオーガスチンの黒を張ったことがありませんでした。たくさん弦をレビューをしているのにこれではいけないと、試してみた次第です。

かなり変更されたパッケージ

オーガスチン黒のパッケージはこんな感じ:

しっかりとした厚みの紙でできています。プロアルテの弦に近い感じです。昔はもっとペラペラだった気がするのですが、いつのころからかこのスタイルに。

裏にはこれまたレジェンドのセゴビアのお姿が。ちなみに、最終的にセゴビアが愛用したのは、オーガスチンのインペリアルとゴールドのセットだとか。

中は少し変わっていて、1&4,2&5,3&6弦が1つのスリーブに入っています。そして、これらをまとめてビニールで空気を遮断する形で包まれています。

低音弦と高音弦を1まとめにして入れるというのはあまり見ないスタイルです。これも昔はそれぞれの弦が1つずつ入っていた気がするのですが。。。

空気を遮断するビニールはしっかりしていて、保存もききそう。これも、昔はペラペラのビニールで、新品を開けたらさびていた、ということがあった記憶があります。

張ってみるとこんな感じ。これこそクラシックギター!という見た目ですね。

少しくすんだ、柔らかい音の高音弦

早速張ってみました。高音弦は昔ながらのナイロン弦らしく、弾性の少ない硬めの弦。半透明の色が懐かしいです。

オーガスチンの青、赤、黒と呼ばれるシリーズは実はどれも同じ高音弦を使っています(詳しくはこちら)。このため、黒はローテンションという位置づけではあるのですが、違いは低音弦だけ。したがって、高音弦はそれほどローテンションではありません。

音は今どきの弦のようにピーンと透明感のある音が突き抜ける感じではなく、どこかくすんだ、柔らかい音が出ます。昔からクラシックギターをやっている人にとっては、ああ、この音にあこがれてクラシックギターを始めたんだよな、と思わせてくれるのではないでしょうか。

ビブラートもよくききますし、音の変化もつけやすいです。

ただ、音量のことを言い始めると最近の弦のほうに分があります。

ちなみにこの高音弦、太さがプロアルテとまったく同じであることから、実はオーガスチンとプロアルテは同じ高音弦なのでは?といううわさがあります。昔に比べて音程がよくなっていることから、どこかで変わったのでは?とも。

真相はわかりませんが、以下の記事のような話もあるので、まんざら嘘でもないのかもしれません。

丸くて柔らかい音の低音弦

低音弦もやはり丸くて柔らかい音がします。ビーン、という最近はやりの弦の音ではなく、ぽわ~ん、といった感じです。

同じオーガスチンの赤、青と比べても明らかに音が丸くて柔らかいです。個人的にはスピード感の赤、重厚感の青、と思っていますが、黒は丸さと柔らかさの黒、といったところでしょうか。

表面が少しざらざらしていて、指でふれたときに抵抗感があるのはオーガスチン共通のもの。メッキの特徴なのでしょうか?ただ、昔はもっと独特のにおいがしていた気がするのですが、それがなくなっています。何か変わったのですかね?パッケージが変わってさびにくくなったから?

オーガスチンの低音弦というと、先っぽがループ状になっているのも特徴。クラシックギターを始めたころは、これをブリッジ側に使うのかな?と間違ったやり方をしていたのが懐かしいです。それにしても、なんでオーガスチンだけループ状なのですかね。オーガスチン的にはブリッジに使ってほしいとか?

クラシックギター弦の歴史を知るためにも一度は試してほしい

今回初めてオーガスチンの黒を試してみて、やはりこれはクラシックギター弦のレジェンドだな、と思いました。

この弦なくして今のクラシックギターはない。一方で、最近のはやりはもはやこの弦のような音ではない、という事実も確認できます。

価格が安いのも魅力の1つ。寿命も短いといわれていますが、安いのは趣味でやっている人にとっても、プロにとってもうれしいところです。

クラシックギターをやっているならぜひ一度は試してみてください。

弦の評価
シェアしていただけると嬉しいです
この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

【当ブログの主なテーマ】
・週刊クラシックギターニュースの発信
・無料かつ安全な「AIクラシックギターソムリエ」の提供
・70種以上の弦、支持具やケース等の忖度ない実機検証
・理想の音色を引き出す「爪のケア」「脱力」
・本番で実力を発揮する「緊張克服のメカニズム」
・電子楽譜の始め方や利用方法の解説、便利な機材レビュー

読者のリアルな悩みを、長年の経験から論理的かつ科学的に紐解きます。
[>管理人の詳しい経歴や愛用するギターの情報はこちら]

このブログをフォローする

Google News認定パブリッシャー

当研究室はGoogleパブリッシャーセンターの媒体審査および運営者確認(KYC)を通過した、公式登録パブリッシャーです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました