荒井貿易(アリア)がホセ・ラミレスの国内代理店を終了 これも時代の流れか

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クラシックギター界に悲しいニュースが。日本のクラシックギター界を引っ張ってきた企業の1つといえる荒井貿易(アリア)が日本国内でのホセ・ラミレス製品の代理店業務を終了するそうです。これも時代の流れでしょうか。

ラミレスのクラシックギターの輸入で引っ張ってきた荒井貿易

荒井貿易は1956年創業の楽器輸出入および国内卸販売を行うメーカーです。

自社でもアリアブランドでクラシックギターの販売をしていますが、なんといってもラミレスのクラシックギターを国内クラシックギター市場の創成期に始めたことが有名ではないでしょうか。

詳細は以下の創業者である荒井史郎氏の本に書かれています:

その荒井貿易が2020年6月1日でホセ・ラミレスの国内代理店業務を終了すると発表しました。

Jose Ramirez 国内代理店終了のご案内 | ARIA 荒井貿易株式会社 Arai & Co., Inc.

今後は各クラシックギター店が直接ホセ・ラミレスから輸入することになるのでしょうか?

創業者の死が引き金?

創業者の荒井史郎氏は2019年4月12日に亡くなられています。

ホセ・ラミレスの代理店終了が6月1日なので、亡くなられてから1年を待って終了した、と勘繰ることもできます

それにしても、製品を絞るだけでなく代理店を完全にやめるということは、商売としてはまったく儲かってなかったのでしょうね。昔はホセ・ラミレスといえばクラシックギターの1大ブランドですが、最近は国内のクラシックギターの技術も上がり、グローバル化が進んで海外ギターも様々な選択肢が増え、相対的にホセ・ラミレスの人気が下がっていたのでしょう。

また、もしかしてクラシックギター業務全体を縮小するのか?とも考えられます。

ショールームはどうなる?

気になるのは荒井貿易が持っているショールームです。

このショールーム、以前は「カサ・ラミレス」という名前だったのですが、上記のHPを見ると単に「ショールーム」となっています

1867年作のトーレスなどのクラシックギターの名器が多く展示されていたり、現代ギターが創刊号からおいてあったりと、とにかく充実したショールームです。

このまま荒井貿易がクラシックギター業務を縮小していくとなるとこの貴重なショールームの行く末も気になります。

時代の流れとは言え悲しい

ホセ・ラミレスの名前は以前に比べると色あせたとはいえ、クラシックギター界になくてはならない一大ブランドであることは確かです。

これが国内のクラシックギター業界の衰退の引き金にならないことを切に願います。

追記: クロサワ楽器が代わりに代理店になるようですね。

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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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