【廃業からの復活】アランフェスのクラシックギター弦の特徴と違いを専門家が解説

アランフェス コンサートシルバー
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クラシックギター専用 弦管理アプリ公開!

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「あの弦、いつ張ったっけ?」「前に試したときの印象は?」という悩みを解消し、次の弦選びを劇的にラクにする読者限定のツールです。

昔ながらの弦ですが最近ちょっと影の薄いアランフェスの弦です。日本ではあまり取り扱われていないいろいろな弦がありました。

1968年創業のクラシックギター弦専業メーカー

アランフェスは1968年創業のクラシックギター弦専業のメーカーです。調べてみたら意外と新しくてびっくりしました。もっと歴史があるメーカーかと思っていました。

元々、スペイン出身のJuan Orozcoというギター職人がプロのギタリストの弦への不満にこたえて独自の弦を開発し始めたのが始まりなのだそうです。

彼の弦は様々なギタリストに受け入れられ、イエペス、バルエコ、ペペロメロなどの有名なギタリストに使われています。

また、ポールフィッシャーやEBジョーンズといったギター製作家にも使われています。

現在、アランフェスはアメリカで手作りで作られているそうです。

追記: Juan Orozcoさんが2020年2月に亡くなり、アランフェス弦が製造中止になったかもしれません。

アランフェスのギター弦が製造中止?創業者の死去とともにHPが閉鎖
昔からクラシックギターを弾いている人にとってはアランフェスという弦はなじみのある弦であるかと思います。そんな人には残念なニュースです。どうやらアランフェス弦が製造中止になったかもしれないそうです。すでにHPは閉鎖。どうなるのでしょうか。創業…

追記: オーガスチン社によってアランフェス弦が復刻されたそうで、各ショップで在庫が潤沢になりました。定評ある弦が販売され続けるのは嬉しい限りです。

アランフェス (Aranjuez) のクラシックギター用の弦 一覧

そんなアランフェスが現在販売しているのは以下の弦です。それぞれの弦には”A***”という型番がついています。

テンション高音弦低音弦
A200 Spanish Silverローブラックナイロン銀メッキ銅
A300 Classic Silverミディアムナイロン(Calibrada)銀メッキ銅
A400 Concert Silverハイナイロン(Calibrada)銀メッキ銅
A500S Brilliante Silverミディアム?ナイロン(Marron)銀メッキ(?)真鍮
A500G Brilliante Goldミディアムナイロン(Marron)真鍮
A600 Classic Goldハイナイロン(Calibrada)真鍮
A700 Concert Goldローナイロン(Calibrada)真鍮
A800 Suave Silverローナイロン(Calibrada)銀メッキフォスファーブロンズ
カーボン弦フロロカーボン

A200 Spanish Silver (スパニッシュシルバー)

高音弦がブラックナイロン、低音弦が銀メッキの銅の巻線の弦です。

ローテンションの弦ですが、軽快で輝きのある音がして、フラメンコギタリストが多く使っているそうです。

また、長寿命なのだとか。

A300 Classic Silver (クラシックシルバー)

日本で割とよく売られているアランフェスの弦の1つです。

高音弦が少しラベンダー色(薄紫色)をした”Calibrada”と呼ばれるナイロン弦、低音弦が銀メッキされた銅の巻線です。

“Calibrada”はスペイン語で較正済みの意味なので音程の良さをうたっているのでしょうか。また、ラベンダー色ということは普通のナイロンではなく何か混ぜ物がされているか着色されていると思われます

テンションはミディアムで、輝きと明瞭さがありながらパワーと遠達性も兼ね備えるというバランス型だそうです。

A400 コンサートシルバー (Concert Silver)

こちらも日本で割と売られているアランフェスの弦です。

高音弦は薄いバラ色の”Calibrada”のナイロン弦、低音弦は銀メッキの銅巻線です。

ハイテンションで、丸く暖かみのある音がするそうです。

A500S Brilliante Silver (ブリリアンテシルバー)

日本ではあまり聞かない弦です。

低音弦に真鍮を使用し、より長い寿命となっているそうです。

また、高音弦は”Marron”という弦で、輝きがありパワフルな音だそうです。

A500G Brilliante Gold (ブリリアテゴールド)

A500Sの低音弦違いです。Silverに対してGoldなのでメッキしていない真鍮でしょうか?

A600 Classic Gold (クラシックゴールド)

高音弦がCalibrada(バラ色)、低音弦が真鍮の弦です。

テンションはハイテンションです。Silverの方はConcertがハイ、Classicがミディアムだったのになんでこっちは逆なんだろう。。。

A700 Concert Gold (コンサートゴールド)

高音弦がCalibrada(ラベンダー色)、低音弦が真鍮です。

テンションはローです。

A800 Suave Silver (スワーブシルバー)

高音弦がMarron、低音弦がフォスファーブロンズに銀メッキをしたものです。

ローテンションの弦であり、輝きがあり歌心のある音がしながら、とても弾きやすいそうです。

カーボン弦

なぜかアランフェスのHPには載っていませんが、カーボン弦も売っています。

これだけデザインが違います。

最近は人気はないけど優れた弦ではある

私も以前使っていましたが、とても良い弦でした。最近は人気がないのが寂しい限りです。

でも、カーボンも出しているのでやめたわけではなさそうです。新たな弦のリリースに期待です。

弦メーカー
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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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