弦の感想(ハウザー編):ラベラ 2001 ミディアムテンション(La Bella 2001 Medium)

4.0
ラベラ 2001 ミディアムテンション
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日本ではそれほど人気が無いものの、高い実力を備えるラベラ。そんなラベラの主力弦がラベラ2001です。以前桜井RFを使っていたときは好印象でしたが、ハウザーIII世との組み合わせはどうでしょうか。

ラベラの特徴であるサイコロがなくなる?

ラベラの特徴といえば、一つ一つの弦につけられた番号を示すサイコロです。

今回の弦にもしっかりついていました。

が、パッケージ内の絵が以前のものから変わっています。

以前はパッケージ内の絵もサイコロがついていたのですが、今回は弦番号が印刷された紙のようなものが巻かれているように見えます。

最近はプラスチックの使用量を削減する動きが広がっており、ラベラもプラスチック製のサイコロ付属をやめようとしているのかもしれません

個人的には正直、過剰なサービスと思っていたのでやめてもらってもよいと思います。その分安くしてくれたらさらにうれしいですが…。

柔らかくてふんわり響く

音としてはしっかりとした芯がありながら、柔らかく包み込まれるように感じました。

低音は重低音というよりはスピード感重視なのですが、キンキンするのではなく柔らかい響きが気持ちいいです。

かといってこもるわけでもなく、気持ちよく弾ける弦といった感じでしょうか。

高音弦も相変わらずクリアな見た目で、見た目同様音もクリアです。

「クリア」という言葉はなかなか難しいのですが、今回の「クリア」は雑味がないということを表しています。

弦の音ばかりでなく、ギターの木材の音が大きく響きます

こちらもカーボン弦のような鋭い音というよりは、包み込むような音です。

個人的にはプロアルテより好き

ラベラ 2001はよく、プロアルテに似ているといわれます。

確かに傾向としては似ていますが、ラベラのほうがよく鳴り、かつ柔らかく響くと感じました。

個人的にはプロアルテより好きです。

テンションは低めで弾きやすい

弾きやすさを決めるテンションは、「ミディアムテンション」の表記通り高くありません。

というか、どちらかというと低めです。

ちなみにさらにテンションが低いライトも含め、全部で5種類のテンションが用意されているので、さまざまな人にマッチするでしょう。

誰にでもおすすめできる安定感の高い弦

ラベラ 2001は柔らかい音と低めのテンションが特徴の、誰にでもおすすめできる安定感の高い弦です。

特に最近流行の鋭く響く弦が苦手な方におすすめといえます。

また、プロアルテやオーガスチンばかり使っている方にもぜひ一度試してほしいです。

問題は知名度でしょうか。

山下和仁やアンドリュー・ヨーク、ぺぺロメロが使っているなど、実はプロの間でも愛用者が多いのですが、いまいち日本では有名になれていません。

知名度さえ上がればもっと使われて良い、実力派の弦だと思います。

弦メーカー
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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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