アクイーラ(Aquila)からレーヨンを芯線に使った弦が発売される

レーヨン繊維
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アクイーラ(Aquila)といえば他の弦メーカーとは違う一風変わった弦を開発していることで有名です。そんなアクイーラからレーヨンを低音弦の芯線に使った弦が発売されるそうです。

環境負荷の低い素材を使った弦を製造するアクイーラ

アクイーラはイタリアの弦メーカーです。クラシックギターのほかにもウクレレなどの弦を製造しており、特にウクレレでは人気があるようです。

クラシックギターの弦としてはそれほど高い人気があるわけではないですが、個性的な弦を発売しておりコアなファンがいます

環境負荷の低い弦が多く、サトウキビを使った高音弦や生分解性の素材を使うなど、面白い弦メーカーです。

リリースしている弦の紹介は以下の記事を参照ください:

レーヨンを使った低音弦を開発

そんなアクイーラが新たに発売する弦はレーヨン(Rayon)を低音弦の芯線に使っているそうです。

人造絹糸と呼ばれていたレーヨン

レーヨンはよく服で使われるあのレーヨンです。

なんとなくポリエステルなどの石油からできる繊維の一種と思いがちですが、実は違います。

レーヨンは「再生繊維」と呼ばれる繊維で、綿を取った後の種の周りに生えている繊維(コットンリンター)を溶かして糸にしたものです。

このため、化学繊維と異なり土に還ります。この辺りの特性もあってアクイーラがこの繊維を選んだのかもしれないですね。

昔は絹が使われていた低音弦の芯線

今ではナイロンが主流である低音弦の芯線ですが、実はその昔は絹糸が使われていました。

国産のフィガロが絹を芯線に使った弦を販売していますが、現在ではコストや耐久性から化学繊維が主流となっています。

アクイーラも最初は絹糸で試したのですが、いろいろと欠点があってやめたのだそうです。

そこで人造絹糸と呼ばれ、絹に似た手触りや光沢をもつレーヨンを試したところいい結果が得られたのだとか。

2019年10月末~11月頭に発売予定、動画が先行公開

この新しいアクイーラの弦は10月末から11月頭にかけて発売予定だそうです。

まだ商品名等は不明ですが、いち早くこの弦を使った動画がリリースされています。高音弦はアクイーラお得意のナイルガットを使っているようです。

どことなく懐かしい、やさしい音のする弦になっています。

フィガロからリリースされている絹糸を使った低音弦も19世紀ギター用とされており、現代のギターとは違った音色を求める人に合っていそうです。

日本での発売は全く未定

例によって日本での発売は全く未定です。

アクイーラはそもそも日本では輸入している会社があまりやる気がないのか、ラインナップが限られているうえに新製品も発売されません。

今回の新製品もどうなるかわかりませんが、評判になって日本でも売られると良いですね。

(追記):使ってみました

実際に使ってみたのでレビューを書きました。

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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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コメント

  1. 高野伸哉 より:

    バロックリュートの曲が弾けるよう13弦のギターを製作してもらいましたが、弦数が多くしばらく触れずにいました。6弦ギターばかり弾いていて最近また13弦ギターを取り出して弾きましたが、7弦以降の弦を間違えてしまいます。弦の表面の色を変えて弦の識別に使えればと思っているのですが、低音弦のほとんどが銀色なので少し違う色の弦を7弦と10弦に張ってみたいのですが、変わった色の低音弦、ご存じであれば教えていただけると幸いです。

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