弦の評価: オーガスチン パラゴン ブルー (Augustine Paragon Blue)

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オーガスチンといえば泣く子も黙るクラシックギター弦の老舗メーカーです。どちらかというと保守的なメーカーとして知られていました。そんなメーカーが久しぶりに新しい弦をリリースしました。それがパラゴン(Paragon)です。

高音弦がカーボン、低音弦が昔ながらのオーガスチンの弦

パラゴンについては以前こちらの記事で紹介しました:

どちらかといえば保守的と思われているオーガスチンがついにフロロカーボンの弦を出したというのは個人的には驚きでした。

結構テンションは高い

フロロカーボンというとテンション(張力)の高さが気になります。公式HPやパッケージには書いていないのですが、Strings by Mailのページに情報がありました。

Paragon BlueParagon Red
1弦10.82 kg9.91 kg
2弦8.34 kg6.90 kg
3弦7.14 kg6.72 kg
4弦7.44 kg7.21 kg
5弦7.14 kg6.93 kg
6弦7.21 kg6.68 kg
合計48.09 kg44.35 kg

パラゴンブルー(青)の1弦の10.82kgというのはなかなかのテンションの高さです。合計が48.09㎏というのもなかなか。。。

また、これまでのオーガスチンにはハイテンション/ローテンションという概念はなく、黒/赤/青/リーガル/インペリアルといった商品ごとにテンションが決まっていました。パラゴンは青と赤でテンションが違うようです。

早速張ってみた

紙パッケージの中身はこんな感じです。ちゃんと空気を遮断する袋に入っています。

内袋はなかなかシンプルです。

ビニール袋を開けると…あれ、3本しかない?かと思ったら1つの袋に2つの弦が入っているようです。低音弦は通常の青なわけなのでそれをそのまま入れ、パラゴンを追加で入れるのかと思ったら専用パッケージなんですね。

見た目はこんな感じです。パラゴンは半透明の乳白色です。テンションの高さからどれだけ太いのかと思いましたがさすがそこはフロロカーボン。ナイロンに比べればむしろ細いです。

低音弦は懐かしのオーガスチン。昔はオーガスチンの青といえば硬いイメージがありましたが、他メーカーが次々としっかりした弦を出した結果、今では割と柔らかな印象を受けます。

気になる音程は問題なし

オーガスチンの高音弦というと音程の悪さが有名(?)です。

パラゴンは今回買ったものに関しては問題ありませんでした。オーガスチンの黒/赤/青は問題がないということがなかったのでここはしっかり改善してきているのですね。

思ったほどキンキンした音はしない

まだ張ってすぐですが、高音のパラゴンはそれほどキンキンした音はしません。かといって、柔らかな音を売りにしているオプティマのような柔らかさはありません。

金属的でない範囲でしっかりとフロロカーボンの音を出しているという印象です。

とにかく前へ前へ音が出るが、指への負担も大きい

高音弦はフロロカーボン、低音弦は力強いことで定評のあるオーガスチンの青なので、とにかく音が前へ前で出ます。

その一方で合計48㎏の張力は強力でかなり指に負担がかかります。

私はこの張力に負けてこの弦をあきらめました。。。

しかしながら、アリアンスではちょっとキンキンしすぎるけどフロロカーボンの音は好きという人にはうってつけの弦だと思います。テンションが気になる人は赤セットを試してみてもいいかもしれません。

弦の評価
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この記事を書いた人
かーる(クラシックギター研究室 主宰)

クラシックギター歴35年、国際ギターコンクール入賞。愛器「ヘルマン・ハウザー2世」、「ヘスス・ベレサール・ガルシア」とともに、クラシックギターのプレイヤー目線の実践的ノウハウを発信しています。

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